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弾琴
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だんきん
ふりがな文庫
“
弾琴
(
だんきん
)” の例文
温熱
(
おんねつ
)
のような
殺気
(
さっき
)
は
弾琴
(
だんきん
)
の
音
(
ね
)
に吹きはらわれて、ただ、ぼうぜんとふしぎそうに耳をすます軍兵の眼ばかりが光り合う。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
商家の主婦が商業上の智識を以て夫の事業を
輔佐
(
ほさ
)
すると、これに反して
錦繍綾羅
(
きんしゅうりょうら
)
を
纏
(
まと
)
うて
煎茶
(
せんちゃ
)
弾琴
(
だんきん
)
を事とし、
遊興
(
ゆうきょう
)
歓楽
(
かんらく
)
無用の消費に財を散じ、
良人
(
おっと
)
の事業に
休戚
(
きゅうせき
)
を感ぜざる事や
国民教育の複本位
(新字新仮名)
/
大隈重信
(著)
と気づいたので、館の
主
(
あるじ
)
は、侍女にいいつけて、
弾琴
(
だんきん
)
をとりよせた。主は七
絃
(
げん
)
琴
(
きん
)
のたしなみを持ち、
朗詠
(
ろうえい
)
が上手であった。微吟、風流、おのずから
荒
(
すさ
)
ぶる男たちをも優しくなだめた。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
弾
常用漢字
中学
部首:⼸
12画
琴
常用漢字
中学
部首:⽟
12画
“弾琴”で始まる語句
弾琴峡
弾琴響