“強賊”の読み方と例文
読み方割合
ごうぞく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
往来の不良児や御家人ごろの単なる放埒ほうらつ者の群れは、当然な麻痺まひや自暴自棄をかさねて、今や純然たる強賊ごうぞく化していた。
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
播州ばんしゅうの山々や僻地へきち海浜かいひんがふくまれているため、いたるところに土豪が住み、強賊ごうぞくが勢力をつくり、これらの土匪どひ討伐とうばつしていたひには、ほとんど、戦費と煩労はんろうに追われてしまい
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)