トップ
>
張紙
>
はりがみ
ふりがな文庫
“
張紙
(
はりがみ
)” の例文
がたんがたんと、戸、障子、
欄間
(
らんま
)
の
張紙
(
はりがみ
)
が動く。縁先の植込みに、淋しい風の音が、水でも
打
(
ぶ
)
ちあけるように、突然聞えて突然に
断
(
た
)
える。
狐
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
と
張紙
(
はりがみ
)
して、生徒のお辞儀を
止
(
と
)
めた事がある。長者に対して辞儀をするなと云えば、
横風
(
おうふう
)
になれ、礼儀を忘れよと云うように聞えて、奇なように思われるが、その時の事情は決して
爾
(
そ
)
うでない。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
街の角々には
黒縁
(
くろぶち
)
取りたる
張紙
(
はりがみ
)
に、この
訃音
(
ふいん
)
を書きたるありて、その下には人の山をなしたり。新聞号外には、王の屍見出だしつるをりの模様に、さまざまの
臆説
(
おくせつ
)
附けて売るを、人々争ひて買ふ。
うたかたの記
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
「
御意
(
ぎょい
)
にございます。なれど、そういう
張紙
(
はりがみ
)
でございましたから——」
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
張
常用漢字
小5
部首:⼸
11画
紙
常用漢字
小2
部首:⽷
10画
“張紙”で始まる語句
張紙幕