“張文遠”の読み方と例文
読み方割合
ちょうぶんえん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
張文遠ちょうぶんえんという者だった。村里そんりへの配布は張にまかせ、黄昏たそがれごろ、宋江は、役署を出て、いつも見馴れた町角へかかってきた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「……それにひきかえ、旦那の連れて来た張文遠ちょうぶんえんさんは、役所では旦那の下役だそうだけど、なンてまあ、ほどのいい……」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
殺された美人婆惜ばしゃく情夫いろ張文遠ちょうぶんえん(張三)である。——彼はすすんで事件の捜査係を買って出、兇行現場の死体調べから近所衆の口書くちがきあつめまで手を廻していた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)