“張士誠”の読み方と例文
読み方割合
ちょうしせい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かつて張士誠ちょうしせいに当りて、長興ちょうこうを守ること十年、大小数十戦、戦って勝たざる無く、ついに士誠をして志をたくましくするあたわざらしめしを以て、太祖の功臣を榜列ほうれつするや
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
張士誠ちょうしせい平江へいこうを陥れたので、江浙左丞相達織帖睦邇こうせつさじょうそうたつしきちょうぼくじ苗軍びょうぐんの軍師楊完ようかんという者に檄を伝えて、江浙の参政の職を授け、それを嘉興でふせがそうとしたところが、規律のない苗軍は掠奪をほしいままにした。
愛卿伝 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)