弥子びし)” の例文
旧字:彌子
その寝台の下にいる三人のうちの一人は、林児りんじという者で、それは老弥子びしで主人の機嫌を取っていた。一人は年のころが十二、三で、武が給事に使っている者であった。
田七郎 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
衛に於ては顔讎由がんしゅうゆうやどとせり。弥子びしの妻と子路の妻とは兄弟なり。弥子、子路に謂いて曰く、孔子我をやどとせば、衛のけい得べきなりと。子路以て告ぐ。孔子曰く命ありと。
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)