“弟背”の読み方と例文
読み方割合
いろせ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
現身うつそみひとなるわれ明日あすよりは二上山ふたかみやま弟背いろせむ 〔巻二・一六五〕 大来皇女
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
大津皇子を葛城かずらきの二上山に葬った時、大来皇女おおくのひめみこ哀傷して作られた御歌である。「弟背いろせ」は原文「弟世」とあり、イモセ、ヲトセ、ナセ、ワガセ等の諸訓があるが、新訓のイロセに従った。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)