“引挙(ひきあ)” の例文
もう検屍(けんし)も済んだと見えて、警察の一行は引挙(ひきあ)げて了(しま)い、只(ただ)五六人の菜ッ葉服が、屍体に噛(かじ)り付いて泣いている細君らしい女の姿を、惨(いた)ましそうに覗き込んでいた。
カンカン虫殺人事件 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
『一昨年だアな! あそこをそつくり引挙(ひきあ)げたのは?』
あさぢ沼 (新字旧仮名) / 田山花袋、田山録弥(著)