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座舗
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ざしき
ふりがな文庫
“
座舗
(
ざしき
)” の例文
お勢は
近属
(
ちかごろ
)
早朝より
駿河台辺
(
するがだいへん
)
へ英語の
稽古
(
けいこ
)
に参るようになッたことゆえ、さては今日ももう出かけたのかと
恐々
(
おそるおそる
)
座舗
(
ざしき
)
へ
這入
(
はい
)
ッて来る。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
ト
半
(
なかば
)
まで言切らぬ内、文三は血相を変てツと身を起し、ツカツカと
座舗
(
ざしき
)
を立出でて我
子舎
(
へや
)
へ戻り、机の前にブッ座ッて歯を
噛切
(
くいしば
)
ッての
悔涙
(
くやしなみだ
)
、ハラハラと膝へ
濫
(
こぼ
)
した。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
見よう見真似に娘までが、お勢の方を顧みて、これもまた嘲けるようにほほと笑う。お勢はおそろしく赤面してさも面目なげに俯向いたが、十分も
経
(
たた
)
ぬうちに
座舗
(
ざしき
)
を出てしまッた。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
座
常用漢字
小6
部首:⼴
10画
舗
常用漢字
中学
部首:⼈
15画
“座”で始まる語句
座
座蒲団
座敷
座頭
座主
座布団
座右
座敷牢
座興
座蒲團