“店端”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みせさき50.0%
みせばな50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何でも直ぐに買って帰って、孫が喜ぶ顔を見たさに、思案に余って、店端みせさきに腰を掛けて、時雨しぐれ白髪しらがを濡らしていると、其処そこの亭主が、それでは婆さんこうしなよ。
国貞えがく (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
女房かみさんは立ったついでに、小僧にも吩咐いいつけないで、自分で蒲団ふとんを持出して店端みせばなの縁台に——夏は氷を売る早手廻しの緋毛氈ひもうせん——余り新しくはないのであるが、向う側が三間ばかり
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)