“床側”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とこわき66.7%
とこふち33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
床側とこわきの唐木の柱には、彈のめり込んだ跡さへも、はつきり殘つて居るのでした。
部屋の中にはわざと百目蝋燭らふそくを一本だけ、自分は床側とこわきの柱にもたれて、前へお袖を引きつけると、二人の影法師は、閉めた障子にくつきり、描いたやうに寫るといふから、惱ましいぢやありませんか
読書に草臥くたびれ眠くなって来れば、机の上に突臥つっぷして眠るか、あるいは床の間の床側とこふちを枕にして眠るか、遂ぞ本当に蒲団を敷いて夜具を掛けて枕をして寝るなどゝ云うことは只の一度いちどもしたことがない。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)