床側とこわき)” の例文
床側とこわきの唐木の柱には、彈のめり込んだ跡さへも、はつきり殘つて居るのでした。
部屋の中にはわざと百目蝋燭らふそくを一本だけ、自分は床側とこわきの柱にもたれて、前へお袖を引きつけると、二人の影法師は、閉めた障子にくつきり、描いたやうに寫るといふから、惱ましいぢやありませんか