幾山河いくさんが)” の例文
みちのくの精鋭一万、霊山りょうぜんを立って、白河ノ関を越え、ここまで来ました。前途幾山河いくさんが、なお途々の敵のさまたげは想像をぜっしましょうが、一念、くじけることはありません。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
目ざす梁山泊りょうざんぱくまでの幾山河いくさんがは越えていたが
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)