カソ)” の例文
此が十分二十分とは言はない間、見上げて居た高台の崖の側面の村の全面に動いた物の、唯一つである。かう思うて来ると、島の社会のカソけさに、心のはりつめて来るのが感じられる。
雪の島:熊本利平氏に寄す (新字旧仮名) / 折口信夫(著)