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幽界
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かくりよ
ふりがな文庫
“
幽界
(
かくりよ
)” の例文
我が神代の古伝説によっても、天津神系統の天孫民族は
現界
(
うつしよ
)
を掌り、国津神系統の先住民族は、
幽界
(
かくりよ
)
の事を掌ると信ぜられていた。
憑き物系統に関する民族的研究:その一例として飛騨の牛蒡種
(新字新仮名)
/
喜田貞吉
(著)
藤原四流の中で、一番美しい郎女が、今におき、耳面刀自と、其
幽界
(
かくりよ
)
の目には、見えるらしいのでおざりまする。
死者の書
(新字新仮名)
/
折口信夫
(著)
父母の生みなして、死ぬれば、その
霊
(
たま
)
永く
幽界
(
かくりよ
)
に
帰
(
おもむ
)
きおるを、人これを祭れば、来たり
歆
(
うく
)
ることと、ありのままに心得おりて、
強
(
あなが
)
ちにその上を
穿鑿
(
たずね
)
でもあるべきものなり
通俗講義 霊魂不滅論
(新字新仮名)
/
井上円了
(著)
亡
(
な
)
き人に
言問
(
ことと
)
ひもしつ
幽界
(
かくりよ
)
に通ふ
夢路
(
ゆめじ
)
はうれしくもあるか
夜明け前:04 第二部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
藤原四流の中で、一番美しい郎女が、今におき耳面刀自と、其
幽界
(
かくりよ
)
の目には見えるらしいので御座りまする。
死者の書:――初稿版――
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
▼ もっと見る
後代の人々の考へに能はぬ事は、神が忽然
幽界
(
かくりよ
)
から物を人間の前に表す事である。播磨風土記逸文ににほつひめの命が、自分を祀つたら
善
(
ヨ
)
き
験
(
シルシ
)
を出さうと言うて
「ほ」・「うら」から「ほがひ」へ
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
“幽界”の意味
《名詞》
幽 界(ゆうかい)
死後の世界のこと。
(出典:Wiktionary)
幽
常用漢字
中学
部首:⼳
9画
界
常用漢字
小3
部首:⽥
9画
“幽界”で始まる語句
幽界生活
幽界生活中