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幽屏
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ゆうへい
ふりがな文庫
“
幽屏
(
ゆうへい
)” の例文
かくの如きはなんに因るかというに、婦人を内に
幽屏
(
ゆうへい
)
して外に出られぬ者になしておくからである。
婦人問題解決の急務
(新字新仮名)
/
大隈重信
(著)
これを聞いた耕雲斎らは水戸家の存亡が今日にあるとして、
幽屏
(
ゆうへい
)
の身ではあるが禁を破って水戸を出発した。そして江戸にある藩主を
諫
(
いさ
)
めて
奸徒
(
かんと
)
の排斥を
謀
(
はか
)
ろうとした。
夜明け前:02 第一部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
しかし大塔ノ宮が
幽屏
(
ゆうへい
)
された当時は、それよりつい一年前にあの鎌倉幕府滅亡の大戦災をみていたことであるから、ここも例外なく半壊同様な
寂
(
さび
)
れであったにはちがいない。
私本太平記:09 建武らくがき帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
湖山はその
幽屏
(
ゆうへい
)
せられた吉田城内の老屋を名づけて松声幽居となした。
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
その他安政大獄当時に
幽屏
(
ゆうへい
)
せられた諸大名も追い追いと謹慎を解かれる日を迎えたが、そういう中にあって、あの水戸の御隠居ばかりは
永蟄居
(
えいちっきょ
)
を免ぜられたことも知らずじまいに
夜明け前:01 第一部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
幽
常用漢字
中学
部首:⼳
9画
屏
漢検1級
部首:⼫
9画
“幽”で始まる語句
幽
幽邃
幽霊
幽閉
幽冥
幽界
幽靈
幽寂
幽婉
幽谷