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ちいさ
ふりがな文庫
“
幼稚
(
ちいさ
)” の例文
弟はまだ
幼稚
(
ちいさ
)
かったし、感付いていたのは私一人だったから証拠らしいものは何一つ残っていない。
冥土行進曲
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
……
年紀
(
とし
)
は、そうさね、
七歳
(
ななつ
)
か
六歳
(
むッつ
)
ぐらいな、色の白い上品な、……男の児にしてはちと綺麗過ぎるから女の児——だとリボンだね。——青いリボン。……
幼稚
(
ちいさ
)
くたって
緋
(
ひ
)
と限りもしないわね。
伯爵の釵
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
家君さんが気抜けのようになッたと言うのに、
幼稚
(
ちいさ
)
い
弟
(
おとと
)
はあるし、
妹
(
いもと
)
はあるし、お前さんも知ッてる通り
母君
(
おッかさん
)
が
死去
(
ない
)
のだから、どうしても平田が
帰郷
(
かえ
)
ッて、一家の仕法をつけなければならないんだ。
今戸心中
(新字新仮名)
/
広津柳浪
(著)
……
年紀
(
とし
)
は、
然
(
そ
)
うさね、
七歳
(
ななつ
)
か
六歳
(
むっつ
)
ぐらゐな、色の白い上品な、……男の児にしては
些
(
ち
)
と
綺麗
(
きれい
)
過ぎるから女の児——だとリボンだね。——青いリボン。……
幼稚
(
ちいさ
)
くたつて
緋
(
ひ
)
と限りもしないわね。
伯爵の釵
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
幼
常用漢字
小6
部首:⼳
5画
稚
常用漢字
中学
部首:⽲
13画
“幼稚”で始まる語句
幼稚園
幼稚意
幼稚心
幼稚拙劣