幼気おさなげ)” の例文
その返事が何時でも幼気おさなげを失わない、簡単な、世帯しょたい離れをした文句だものだから、馬鹿にするうちにも、どうも坊ちゃんは成人しても仕様がない、困ったものだと云う気になる。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
老人ろうじんあたまから代助を小僧視してゐるうへに、其返事が何時いつでも幼気おさなげを失はない、簡単な、世帯離しよたいばなれをした文句だものだから、馬鹿ばかにするうちにも、どうも坊ちやんは成人しても仕様がない
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)