平屋建ひらやだて)” の例文
僕はただうろうろとそこらの標札を読んで歩いた。そうして比較的立派な平屋建ひらやだての門の柱に、高木の二字を認めた時、これだろうと思って、しばらく門前にたたずんだ。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
さういふ建築物けんちくぶつには近寄ちかよらぬをよしとしても、普通ふつう木造家屋もくぞうかおくとく平屋建ひらやだてにあつては、屋根瓦やねがはら土壁つちかべおとし、あるひすこばかりの傾斜けいしやをなしても、餘震よしんたいしては安全あんぜん見做みなして差支さしつかへないものとみとめる。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)