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干乾
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ひか
ふりがな文庫
“
干乾
(
ひか
)” の例文
山らしいものの一つも見えない空は冬でもかんかんと
陽
(
ひ
)
が照り
亘
(
わた
)
り、
干乾
(
ひか
)
らびた
轍
(
わだち
)
の跡と茫々とした枯草が虚無のように
拡
(
ひろが
)
っていた。殆ど彼も妻と同じ位、その夢に脅えながら
悶
(
もだ
)
えることができた。
苦しく美しき夏
(新字新仮名)
/
原民喜
(著)
そして泣けるなら泣き
度
(
た
)
いと思つた。が眼には涙が
干乾
(
ひか
)
らびてゐた。私はぢつとしてゐられなくなつた。何かしなくちやならないが何もできなかつた。それで無意識に立上つて次の間へ行かうとした。
父の死
(新字旧仮名)
/
久米正雄
(著)
干
常用漢字
小6
部首:⼲
3画
乾
常用漢字
中学
部首:⼄
11画
“干”で始まる語句
干
干戈
干潟
干物
干支
干瓢
干渉
干魚
干上
干鰯