帆布キャンバス)” の例文
その上から帆布キャンバスを当てがって、片っ方から順々に大釘で止めて行く……最後に残った一尺四方ばかりの穴から猛烈に走り込む水を
爆弾太平記 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
その上からモウ二枚帆布キャンバスを当てがって、周囲まわりをピッシリ釘付けにして、その上からモウ一つ、流れていたオールを三本並べながら、鎹釘かすがいで頑丈にタタキ付けてしまった。
爆弾太平記 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
その間に来島は本船に上って、帆布キャンバスで塞いだ穴の内側から、本式にピッタリと板を打付けた。一層馬力ばりきをかけて水を汲み出す一方に、らん限りの品物を海に投込む。
爆弾太平記 (新字新仮名) / 夢野久作(著)