“キャンバス”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
帆布50.0%
画布50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その上から帆布キャンバスを当てがって、片っ方から順々に大釘で止めて行く……最後に残った一尺四方ばかりの穴から猛烈に走り込む水を
爆弾太平記 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
その上からモウ二枚帆布キャンバスを当てがって、周囲まわりをピッシリ釘付けにして、その上からモウ一つ、流れていたオールを三本並べながら、鎹釘かすがいで頑丈にタタキ付けてしまった。
爆弾太平記 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
その間に来島は本船に上って、帆布キャンバスで塞いだ穴の内側から、本式にピッタリと板を打付けた。一層馬力ばりきをかけて水を汲み出す一方に、らん限りの品物を海に投込む。
爆弾太平記 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
まず第一に現れたのは六号画布キャンバス大の、紙とも付かず皮とも付かぬ強靱きょうじん代赭たいしゃ色のへなへなした物に描かれた、精細なスケッチ風の油絵であった。都合三枚あった。
ウニデス潮流の彼方 (新字新仮名) / 橘外男(著)