“布嚢”の読み方と例文
読み方割合
ぬのぶくろ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ゆうべ夜なかに門を叩く者があるので、あなたが帰ったのかと思って門をあけると、一人の男が、二つの布嚢ぬのぶくろをほうり込んで行きました」
ゆうべ夜なかに門をたたく者があるので、あなたが帰ったのかと思って門をあけると、誰だか知らない人が二つの布嚢ぬのぶくろをかついで来て、黙ってほうり込んで行きました。
自来也の話 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
都の渾天寺こんてんじは今や工事中で、役夫えきふが数百人もあつまっている。その一室をから明きにさせて、まん中に大かめを据えた。それから又、多年召仕っているしもべ二人を呼んで、大きい布嚢ぬのぶくろを授けてささやいた。