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市塵
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しじん
ふりがな文庫
“
市塵
(
しじん
)” の例文
放生池の水は、つつじの花と緑を
映
(
うつ
)
して、今朝も
市塵
(
しじん
)
の外にあった。大鳥居の下で、手綱を右馬介に預け、彼一人で赤橋を渡って行く。
私本太平記:01 あしかが帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
今もなお血みどろな
模索
(
もさく
)
を続けている範宴にとっては、そういう
市塵
(
しじん
)
や人混みの中に、自分の探し求めているものがあろうなどとは絶対に思えなかったのである。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
仁和寺
(
にんなじ
)
の十四
宇
(
う
)
の
大廈
(
たいか
)
と、四十九院の
堂塔伽藍
(
どうとうがらん
)
が
御室
(
おむろ
)
から
衣笠山
(
きぬがさやま
)
の峰や谷へかけて
瑤珞
(
ようらく
)
や
青丹
(
あおに
)
の建築美をつらね、時の文化の力は
市塵
(
しじん
)
を離れてまたひとつの
聚楽
(
じゅらく
)
をふやしてゆくのだった。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“市塵”の解説
『市塵』(しじん)は、藤沢周平の長編時代小説。新井白石が主人公。第40回芸術選奨文部大臣賞受賞作。
1988年に講談社で刊行。のち講談社文庫 (上下、改版2005年)、『藤沢周平全集 第22巻』(文藝春秋)、新潮文庫(上下、2022年)で再刊。
(出典:Wikipedia)
市
常用漢字
小2
部首:⼱
5画
塵
漢検準1級
部首:⼟
14画
“市”で始まる語句
市
市井
市街
市中
市場
市女笠
市人
市俄古
市松
市日