左足さそく)” の例文
平衡へいこうを保つために、すわやと前に飛び出した左足さそくが、仕損しそんじのあわせをすると共に、余の腰は具合よくほう三尺ほどな岩の上にりた。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
それから向って右の、水兵さんの左足さそくをみると、これはどうみてもZという文字にちがいない。——これでDEZデズと出た。
流線間諜 (新字新仮名) / 海野十三(著)