島村しまむら)” の例文
そこで諭吉ゆきちは、三十ぷんばかりかんがえているうちに、ちゃんとわかってきたので、島村しまむらにせつめいしてやりますと
文化のたくは此の島村しまむらにも及んで、粗末ながら小学校のもうけがある。お光八つにもなると路が遠いにつれもないからよせと父母ふたおやの拒むも聞かないで、往来ゆきもどり一里の路を日々弁当さげて通う。
漁師の娘 (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
ですから、二人ふたりはすぐしたしくなりましたが、このとき、島村しまむらは、生理学せいりがく生物せいぶつのからだのはたらきを研究けんきゅうする学問がくもん)の原書げんしょをほんやくしているところで、そのほんをもってきて
ある島村鼎甫しまむらていほという蘭学者らんがくしゃをたずねてみました。島村しまむらはやはり緒方先生おがたせんせいのところでまなんだことのある医者いしゃで、江戸えどにきて、オランダのほんのほんやくなどをしているのでした。