峨山がざん)” の例文
私は事のついでに峨山がざん和尚おしょうのお師匠に当たる滴水和尚の逸話をもここに簡単にしるしておこうと思う。
貧乏物語 (新字新仮名) / 河上肇(著)
三河の人で峨山がざん和尚、この人は禅宗の人です。峨山和尚さんが、もうだめだ、命旦夕たんせきに迫ってだめらしいというときに『みな弟子ども、ここへ集めてくれ』といった。
親鸞聖人について (新字新仮名) / 吉川英治(著)
一杯の水もむだに捨てず、植木の根にやるという峨山がざん和尚の話は、結構であるに相違ないが、下手に俳句の中へ持込んだりすると、かえってその妙を発揮しなくなる。
古句を観る (新字新仮名) / 柴田宵曲(著)
天龍寺の峨山がざん和尚が、ある時食後の腹ごなしに境内の池のほとりをぶらぶらしてゐた事があつた。
天龍寺てんりゆうじ峨山がざんが或雪後の朝、晴れた空を仰ぎながら、「昨日きのふはあんなに雪を降らせた空が、今朝けさはこんなに日がさしてゐる。この意気でなくては人間も、大きな仕事は出来ないな」
雑筆 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
峨山がざん禅師言行録にいう
貧乏物語 (新字新仮名) / 河上肇(著)