“峨眉”の読み方と例文
読み方割合
がび100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
予は梅花を見る毎に、峨眉がびの雪を望める徐霞客じよかかくの如く、南極の星を仰げるシヤツクルトンの如く、鬱勃うつぼつたる雄心をも禁ずることあたはず。
続野人生計事 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
郷を出てから、西川せいせん嘉陵かりょうへさまよい、峨眉がび山中に入って、道を学ぶこと三十年。いささか雲体風身うんたいふうしんの術を悟り、身を変じ、剣を飛ばし、人の首を獲ることなど今はいと易きまでになり得ました。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
峨眉がび山月、半輪ノ秋
大菩薩峠:40 山科の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)