山萵苣やまちさ)” の例文
山萵苣やまちさ白露しらつゆおもみうらぶるるこころふかまず 〔巻十一・二四六九〕 柿本人麿歌集
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
山萵苣やまちさは食用にする萵苣ちさで、山に生えるのを山萵苣といったものであろう。エゴの木だという説もあるが、白露おくという草に寄せた歌だから、大体食用の萵苣と解釈していいようである。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)