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展墓
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てんぼ
ふりがな文庫
“
展墓
(
てんぼ
)” の例文
先祖の墓所が山口にあつて、父は明治の人として、外地への赴任の途次かならずや
展墓
(
てんぼ
)
を忘れなかつただらうからである。船は信濃丸といつた。
少年
(新字旧仮名)
/
神西清
(著)
所領地の不破へ帰り着くと、半兵衛重治は、その一日を祖先の
展墓
(
てんぼ
)
にすごし、また一
刻
(
とき
)
を、
菩提山
(
ぼだいさん
)
に
佇
(
たたず
)
んで
新書太閤記:06 第六分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
国許
(
くにもと
)
ともお
側
(
そば
)
去
(
さ
)
らずだったが、そのとき
展墓
(
てんぼ
)
のため(理由はほかにあった)帰国したといい、兄の和兵衛を訪ねて来たついでに、出三郎の住居をのぞいたのである。
艶書
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
その
展墓
(
てんぼ
)
を最後として、駒井は老婆と共に墓地の中を出ることにしました。
大菩薩峠:22 白骨の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
「一遍見て来て貰おう。有望なら
展墓
(
てんぼ
)
に行く」
村の成功者
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
▼ もっと見る
私は
久振
(
ひさしぶり
)
で
展墓
(
てんぼ
)
の為帰省した。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
祖先の
展墓
(
てんぼ
)
を兼ねて、自分の出世を報告するために、——故郷は岩手県のどこかで、汽車をおりてからバスで半日ほどゆき、それから歩いて何里とかの山を越す、といったような寒村であった。
青べか物語
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
祖先の
展墓
(
てんぼ
)
のためだった。
黒田如水
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
展
常用漢字
小6
部首:⼫
10画
墓
常用漢字
小5
部首:⼟
13画
“展墓”で始まる語句
展墓者名簿