居諸きよしよ)” の例文
稼圃が来り航した時、恐くは多く居諸きよしよを過すことなく従学したであらう。田能村竹田の山中人饒舌に「己巳歳江大来稼圃者至」と書してある。己巳は文化六年である。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
われ心を政況にゆだねざればなり、馬をづる貴公子のわが我見を責むるは、われ馬を品し馬に乘りて居諸きよしよを送ること能はざればなり、曾て又一少年の審美學のふみふけるものありしが