尾津おつ)” の例文
尾津おつの埼の一本松のもとにおいでになりましたところ、先に食事をなさつた時に其處にお忘れになつた大刀が無くならないでありました。そこでお詠み遊ばされたお歌
やっと伊勢いせ尾津おつさきという海ばたの、一本まつのところまでおかえりになりますと、この前お行きがけのときに、そのまつの下でお食事をお取りになって、ついわすれていらしった太刀たち
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)