小覇王しょうはおう)” の例文
「丞相のお眼には、孫策をどうご覧になられていますか。彼は江東の領袖りょうしゅう、しかも弱冠、領民からも、小覇王しょうはおうとよばれて、信頼されておるようですが」
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「へい、打虎将だこしょう李忠りちゅう小覇王しょうはおう周通しゅうつう、その二頭目とうもくの下に六、七百の子分がおります。強いのなンのッて、おかみの討手も、寄りつけたためしはないほどでして」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
江東こうとう小覇王しょうはおうといわれて、大きな存在となっているが、袁術は彼の少年頃から手もとに養っていたせいか、いつでも、自分のいうことなら、いやとはいわないような気がする——
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「さすが、江東の小覇王しょうはおうとかいわれるだけあって、颯爽さっそうたるものだが、まだ乳くさいところは脱けないな。理想主義の書生が、ふと時を得て、兵馬を持ち、有頂天になったというところだろう」
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
小覇王しょうはおう孫郎そんろう
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)