“小老実”の読み方と例文
読み方割合
こまめ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
貴女方あなたがた御庇おかげです……敬意を表して、よく小老実こまめに働きますよ。」と民弥が婦人だちを見向いて云う。と二人が一所に、言合わせたように美しく莞爾にっこりして
吉原新話 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「これ、小児こどもばっかり使わないで、ちっと立って食うものの心配でもしろ。たみはどうした、あれはい。小老実こまめに働くから。今に帰ったら是非酌をさせよう。あの、愛嬌あいきょうのある処で。」
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)