“小為替”の読み方と例文
読み方割合
こがわせ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
というのは、そのかみさんが小為替こがわせを金に替えるため、中通りの郵便局へいったところ、塩山家で貯金をしていることがわかったのだ。
季節のない街 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
私が生れて初めて原稿料というものを貰って自分で自分に驚いたのは「団栗」という小品に対して高浜さんから送られた小為替こがわせであった。
高浜さんと私 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
けさ雑誌社から送られて来たばかりの小為替こがわせを三枚、その封筒のまま二重廻しのポケットにねじ込み、外に出た。
(新字新仮名) / 太宰治(著)