“為替札”の読み方と例文
読み方割合
かわせふだ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一 今夜のうちに、両替屋の佐渡平の店を訪れて、為替札かわせふだの実否を調べておくこと
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
別府べっぷの新七という道中稼ぎ、った紙入れには、郁次郎が長崎表から江戸へ送金した為替札かわせふだと、また、女笛師のお雪と、取り交わした恋文などが、中にかくされてあったではござりませぬか
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「ここに一札がはいっておる。これは、郁次郎が長崎表から江戸へ送り金をした為替札かわせふだです。即ち本石町ほんごくちょうの両替屋佐渡平さどへいの扱いで、この金札きんさつ持参の者へ、五十両相渡すべきものなりと書いてあります」
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)