“小泉八雲”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こいずみやくも66.7%
こいづみやくも33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小泉八雲こいずみやくもの怪談の中にある耳なし法師の話も、やはり『牡丹燈記』の変形である。
怪譚小説の話 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
その時ポンチ絵の男は、死んだ小泉八雲こいずみやくも先生は教員控室へはいるのがきらいで講義がすむといつでもこの周囲をぐるぐる回って歩いたんだと、あたかも小泉先生に教わったようなことを言った。
三四郎 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
人生さいはひにこの別乾坤あり。誰か又小泉八雲こいづみやくもと共に、天風海濤てんぷうかいたうの蒼々浪々たるの処、去つて還らざる蓬莱ほうらい蜃中楼しんちうろうを歎く事をなさん。(一月二十二日)
小泉八雲こいづみやくも一人ひとりを除けば、かくロテイは不二山ふじさん椿つばきやベベ・ニツポンを着た女と最も因縁いんねんの深い西洋人である。そのロテイを失つたことは我我日本人の身になるとまんざら人ごとのやうに思はれない。
続野人生計事 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)