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小枝
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さえ
ふりがな文庫
“
小枝
(
さえ
)” の例文
お
梵妻
(
だいこく
)
の姪で名は
小枝
(
さえ
)
という。そう聞けばやはり違うかと思うものの、見れば見るほど瓜ふたつである。
梅里先生行状記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
土堤
(
どて
)
の枯草、
凍
(
こご
)
りつき白くきびしく、
両側
(
もろがは
)
の
立枯並木
(
たちがれなみき
)
、いよいよに白くさびしく、雪空の薄墨色にこまごまと
梢明
(
こずゑあか
)
り、
下空
(
したぞら
)
の
小枝
(
さえ
)
のほそ枝立ちつづき、見れども飽かず、入り交り網目して透く。
観相の秋
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
もちろん、去年、この寺にしばらくいて、後に、藤井家へ小間使として入った
小枝
(
さえ
)
という女性は、寺の縁故でも何でもない。銀河の夜から見えなくなった
魚松
(
うおまつ
)
のむすめ、あのお
次
(
つぎ
)
だったのである。
梅里先生行状記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
枯すすき、
土堤
(
どて
)
の枯草、凍りつき白くきびしく、
両側
(
もろがは
)
の
立枯並木
(
たちがれなみき
)
いよいよに白くさびしく、雪空の薄墨色にこまごまと
梢明
(
こずゑあか
)
り、
下空
(
したぞら
)
の
小枝
(
さえ
)
のほそ枝立ちつづき見れども飽かず、入り交り網目して透く。
雀の卵
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
かろがろと雀飛びつき
小枝
(
さえ
)
の
揺
(
ゆ
)
り揺りもやまねば
下
(
した
)
覗
(
のぞ
)
き
居
(
を
)
る
雀の卵
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
▼ もっと見る
閑
(
しづ
)
けさや雀飛び去る
小枝
(
さえ
)
のゆれ揺れてとまらねまた一羽来つ
雀の卵
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
小
常用漢字
小1
部首:⼩
3画
枝
常用漢字
小5
部首:⽊
8画
“小枝”で始まる語句
小枝山
小枝抔
小枝端