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小机
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こづくえ
ふりがな文庫
“
小机
(
こづくえ
)” の例文
出家は、上に
何
(
なん
)
にもない、
小机
(
こづくえ
)
の前に坐って、
火入
(
ひいれ
)
ばかり、
煙草
(
たばこ
)
なしに、灰のくすぼったのを
押出
(
おしだ
)
して、自分も
一膝
(
ひとひざ
)
、こなたへ進め
春昼
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
係官の前の
小机
(
こづくえ
)
の上に、線路図や、電車内の見取図を
拡
(
ひろ
)
げて、彼が乗客の注意で、殺人の現場にかけつけてのちに見た事柄や、乗客から聞いたそれ以前の話など
省線電車の射撃手
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
私
(
わたくし
)
が
日頃
(
ひごろ
)
愛用
(
あいよう
)
の
小机
(
こづくえ
)
までがすでにキチンと
取
(
と
)
り
揃
(
そろ
)
えられてありました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
床
(
とこ
)
の
間
(
ま
)
を背に、こっちを向いて坐っているのは、婦人だった。暗くてよくは判らないが若くはない。その隣には、懐中電燈の
載
(
の
)
った
小机
(
こづくえ
)
を前にして頭の禿げあがった老人がいた。
西湖の屍人
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
と老人は手をあげて二人に合図をすると、元の
小机
(
こづくえ
)
の前にかえっていった。
西湖の屍人
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“小机(小机町)”の解説
小机町(こづくえちょう)は、神奈川県横浜市港北区の町名。「丁目」のない単独行政地名。住居表示未実施区域。
(出典:Wikipedia)
小
常用漢字
小1
部首:⼩
3画
机
常用漢字
小6
部首:⽊
6画
“小机”で始まる語句
小机村
小机源八郎