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小忙
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こぜわ
ふりがな文庫
“
小忙
(
こぜわ
)” の例文
鶏が、そのあたりに
小忙
(
こぜわ
)
しく餌をあさっていた。それから、馬屋が近いらしく、ことこと踏み鳴らしている蹄の音が聞えていた。
南国太平記
(新字新仮名)
/
直木三十五
(著)
セエラがパン屑をやると、メルチセデクは静かに出て来て、それを食べました。彼は少し大きな屑を持って、
小忙
(
こぜわ
)
しげに帰って行きました。
小公女
(新字新仮名)
/
フランシス・ホジソン・エリザ・バーネット
(著)
たしかに風も出ているようで、戸を洩る空気の揺らぎで枕行燈の火が
小忙
(
こぜわ
)
しく明暗の色を投げる。
釘抜藤吉捕物覚書:13 宙に浮く屍骸
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
百石取の安
馬廻
(
うままわ
)
りの家を相続しているにはいたが、お
納戸
(
なんど
)
向きのお
使番
(
つかいばん
)
という
小忙
(
こぜわ
)
しい役目に
逐
(
お
)
われて、道中ばかりしていたので、
桝小屋
(
ますごや
)
の小さな屋敷も金作という
知行所
(
ちぎょうしょ
)
出の若党と
斬られたさに
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
小
常用漢字
小1
部首:⼩
3画
忙
常用漢字
中学
部首:⼼
6画
“小”で始まる語句
小
小児
小径
小鳥
小僧
小言
小路
小遣
小刀
小父