“知行所”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちぎょうしょ60.0%
ちぎやうしよ20.0%
ちぎやうどころ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
近国の知行所ちぎょうしょあるじが立ってしばらく留守中の富武家とみたけけには、その夕方も、まだ、五百之進いおのしんのすがたは見えなかった。
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
貴樣達の小才覺こざいかくで、燃える火を消さうとするのは、あれ、あの庭の燒石に如雨露の水をそゝぐやうなものだ。止せ、よせ。時に三左衞門、すこしく金子きんす入用だが、知行所ちぎやうしよから取り立つる工夫はないか。
箕輪の心中 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)