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小動
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こゆる
ふりがな文庫
“
小動
(
こゆる
)” の例文
船は
小動
(
こゆる
)
ぎもせずにアメリカ松の
生
(
は
)
え茂った大島小島の間を縫って、
舷側
(
げんそく
)
に来てぶつかるさざ波の音ものどかだった。
或る女:1(前編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
ブルツと
身顫
(
みぶる
)
ひして体を半分
擡
(
もた
)
げかけると、目の前にお由の大きな体が横たはつてゐる。眠つたのか、
小動
(
こゆる
)
ぎもせぬ。右の
頬片
(
ほつぺた
)
を板敷にベタリと付けて、其顔を炉に向けた。
赤痢
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
今はただ木村という邪魔な考えが、もやもやと胸の中に立ち迷うばかりで、その奥には事務長の打ち勝ちがたい暗い力が、魔王のように
小動
(
こゆる
)
ぎもせずうずくまっているのみだった。
或る女:1(前編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
“小動”の解説
小動(こゆるぎ)は、神奈川県高座郡寒川町にある地名。
(出典:Wikipedia)
小
常用漢字
小1
部首:⼩
3画
動
常用漢字
小3
部首:⼒
11画
“小”で始まる語句
小
小児
小径
小鳥
小僧
小言
小路
小遣
小刀
小父