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専
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ひた
ふりがな文庫
“
専
(
ひた
)” の例文
旧字:
專
おおあの、あれは、あれこそ、
専
(
ひた
)
すらに燃えさかり、埋もれた、ささやかな、然し各々の精根を傾けた生活の歌だつたのだよ。
逃げたい心
(新字旧仮名)
/
坂口安吾
(著)
そのままに
専
(
ひた
)
と思入るのみなりし貫一も、
漸
(
やうや
)
く
悩
(
なやまし
)
く覚えて
身動
(
みじろ
)
ぐとともに、この
文殻
(
ふみがら
)
の
埓無
(
らちな
)
き様を見て、やや
慌
(
あわ
)
てたりげに
左肩
(
ひだりがた
)
より垂れたるを取りて二つに引裂きつ。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
「おお善光寺裏!……私は、そこへ行きたかつたのです。あの貧乏徳利は自然人の栄光ある芸術ですよ。ただ
専
(
ひた
)
すらに生活が唄つた詩ですよ」
逃げたい心
(新字旧仮名)
/
坂口安吾
(著)
人のうるささのみを
専
(
ひた
)
すらに忌み嫌ふ私は、露骨に苦りきつた嫌悪の表情を表はして、寧ろ軽蔑を、——或ひは、「私は貴女と一緒には一秒といへども歩きたくない」
蝉:――あるミザントロープの話――
(新字旧仮名)
/
坂口安吾
(著)
専
常用漢字
小6
部首:⼨
9画
“専”を含む語句
専門家
専念
専一
専売局
灌漑専用
専有
専横
専門
専心
専領
専右衛門
専攷
専門性
長与専斎
専精
専修
専修阿弥陀寺
専修念仏
専信
専之丞
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