“左肩”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さけん33.3%
ひだりかた33.3%
ひだりがた33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
兇暴な水夫の放った一弾が、陳君の左肩さけんを貫通した。
怪奇人造島 (新字新仮名) / 寺島柾史(著)
きずは「首構くびがまえ七寸程、左肩ひだりかた六七寸ばかり、右肩五寸ばかり、左右手四五ヶ所、鼻上耳脇またかしらきず二三ヶ所、背中右の脇腹まで筋違すじかいに一尺五寸ばかり」
忠義 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
そのままにひたと思入るのみなりし貫一も、やうやなやましく覚えて身動みじろぐとともに、この文殻ふみがら埓無らちなき様を見て、ややあわてたりげに左肩ひだりがたより垂れたるを取りて二つに引裂きつ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)