審配しんぱい)” の例文
で、一応、先に人を派して、それとなく袁紹の心を探らせてみているうちに、袁紹は伝え聞いて謀士の審配しんぱいへ意見を徴していた。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その時、将台の上に立って、いくさの大勢をながめていた袁紹えんしょう方の宿将審配しんぱいは、いま曹軍の陣から、約三千ずつ二手にわかれて、味方の側面から挟撃してくるのを見て
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
重臣たちの意向をさぐると、逢紀ほうき審配しんぱいのふたりは、袁尚えんしょうを擁立したがっているし、郭図かくと辛評しんひょうの二名は、正統派というか、嫡子ちゃくし袁譚えんたんを立てようとしているらしい。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
また袁紹は気勢ばかりあげているが、部下の田豊でんほう審配しんぱい許攸きょゆうなどの良将もみな一致を欠き、加うるに、袁紹自身の優柔不断、なんで神速の兵をうごかせましょうや
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、大声でばくしたてた。誰かとみれば、相貌端荘そうぼうたんそう魏郡ぎぐんの生れで、審配しんぱいあざな正南せいなんという大将だった。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
のみならず、袁紹一族には、富資ふし精英の子弟も多く、麾下には審配しんぱい逢紀ほうきなどのよく兵を用うるあり、田豊、許攸きょゆうの智謀、顔良、文醜ぶんしゅうらの勇など、当るべからざる概があります。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この難に遭ってから審配しんぱい
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
審配しんぱい郭図かくと文醜ぶんしゅう
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)