“寝汗”の読み方と例文
旧字:寢汗
読み方割合
ねあせ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「おしずかに、おしずかに。ただいまは、お話しなさってはいけません。ひどい寝汗ねあせをかいていらっしゃいますから。きょうは、そっとやすませておいてあげなければいけません。」
大木は「日光へ行くなどと少し無法じゃないか。」と小言こごとをいう。矢野は元気よく「なにだいじょうぶです。」と答えたものの、じつは帰った翌日あたりから、寝汗ねあせをかくようになった。
廃める (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
びっしょりと寝汗ねあせてゐる
悲しき玩具 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)