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寛典
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かんてん
ふりがな文庫
“
寛典
(
かんてん
)” の例文
ムロの鴛鴦夫婦は、
此
(
この
)
寛典
(
かんてん
)
の中に其理想的
享楽生活
(
きょうらくせいかつ
)
を楽しんで居るのである。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
かれは、秀吉のお
咄
(
はな
)
し
衆
(
しゅう
)
として、大坂表へ移住した。思うに、もしこれが、信長の場合であったならば、こんな
寛典
(
かんてん
)
にめぐまれるはずもなし、かれの首は、二つあっても足りなかったであろう。
新書太閤記:11 第十一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
寛典
(
かんてん
)
に流れた格律に目ざましをくれたつもりだったが、朝廷ではむやみに激怒して、時政を鎌倉へ追いかえすのどうのというさわぎになったような世だから、死刑そのものがめずらしいばかりでなく
無月物語
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
死
(
し
)
一等
(
いっとう
)
を
減
(
げん
)
じてこれを
放免
(
ほうめん
)
したるは文明の
寛典
(
かんてん
)
というべし。
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
寛
常用漢字
中学
部首:⼧
13画
典
常用漢字
小4
部首:⼋
8画
“寛”で始まる語句
寛
寛濶
寛々
寛永
寛政
寛文
寛闊
寛恕
寛衣
寛大