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宿所
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しゅくしょ
ふりがな文庫
“
宿所
(
しゅくしょ
)” の例文
主「馬鹿だねお前何うもコレ百両という大金を戴きながら、其のお方のお名前も
宿所
(
しゅくしょ
)
も聞かんてえ事はありませんよ」
文七元結
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
正成は五月十九日入京のむねを御所へ届け、一たん六条の
宿所
(
しゅくしょ
)
へさがって、
召
(
めし
)
の御指示を待ちかまえていた。
私本太平記:12 湊川帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「いや、こうきまる上は、北国を廻って安全な道を、京の
宿所
(
しゅくしょ
)
は妙心寺内。」
新訂雲母阪
(新字新仮名)
/
直木三十五
(著)
宇都宮公綱
(
うつのみやきんつな
)
宿所
(
しゅくしょ
)
にも帰えらず、六波羅殿よりすぐに打ち立ち、主従わずかに十五騎にて、天王寺へ向いましてござりまするが、洛中におりましたるところの
兵
(
つわもの
)
ども、それと聞き伝え馳せ加わり
赤坂城の謀略
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
と
宿所
(
しゅくしょ
)
姓名を書付けて別れて帰ったのが縁となり、渡邊織江方へ松蔭大藏が
入込
(
いりこ
)
み、遂に粂野美作守様へ取入って、どうか侍に成りたい念があって
企
(
たく
)
んで致した罠にかゝり
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
しかし、この
方
(
ほう
)
にもすきがなかったので、じゅうぶん
図面
(
ずめん
)
をうつしとることもできず、風のごとく
逃
(
に
)
げうせたから、
定
(
さだ
)
めし
遠州
(
えんしゅう
)
の使者も
宿所
(
しゅくしょ
)
をはらって、けさは早朝に帰国したのであろう
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
信濃守
(
しなののかみ
)
も
目礼
(
もくれい
)
して
宿所
(
しゅくしょ
)
へかえる。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“宿所”の意味
《名詞》
宿所(しゅくしょ)
宿泊をする所。
住む家。住居。
(出典:Wiktionary)
宿
常用漢字
小3
部首:⼧
11画
所
常用漢字
小3
部首:⼾
8画
“宿所”で始まる語句
宿所割