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容捨
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ようしや
ふりがな文庫
“
容捨
(
ようしや
)” の例文
一度他の巣の蟻がこの酔ひどれを見つけた事があつたが、その折は少しの
容捨
(
ようしや
)
もしないで、いきなり相手を啣へて水溜りのなかに
投
(
ほ
)
り込んでしまつた。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
「八、あの女だ。細工が憎い。女は美いが
容捨
(
ようしや
)
のならねえ曲者だ」
銭形平次捕物控:259 軍学者の妾
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
頭のなかは
空缶
(
あきくわん
)
のやうに
空
(
から
)
つぽだつたから、演説は一言一句その儘に入つて往つたが、几帳面な汽車の時間表は、首相の演説にも少しも
容捨
(
ようしや
)
はしなかつた。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
容
常用漢字
小5
部首:⼧
10画
捨
常用漢字
小6
部首:⼿
11画
“容”で始まる語句
容
容貌
容易
容子
容色
容赦
容姿
容喙
容体
容態