“家司”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
けいし94.1%
けし5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
家族も家司けいしたちもそれを軽率だと言っていること、世間でも誤ったしかただと言っていることも皆大臣の耳にははいっていたが
源氏物語:26 常夏 (新字新仮名) / 紫式部(著)
いちど書院へ入って、書簡をしたため、家司けいしの重臣二人をよんで、こまごま、使いの口上をさずけてから、またもとの水亭へもどって来た。
家司けしどもを統御して一城一家を守って行かねばならず、娘たちはいつ人質にやられるか、気に染まぬ政略結婚をさせられるかわからない。
うすゆき抄 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)